基本に忠実なジョブズのスピーチ
スティーブ・ジョブズが亡くなってからもう2年の歳月が経つんですね。
時の流れは早いものです。
ジョブズが創りだした製品や彼の生き様はいまだ世界中の人々を魅了していますが、私もまたジョブズに魅了された一人で、スタンフォード大学卒業式でのジョブズのスピーチを観て以来、彼の虜です。
スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版 - YouTube
5年ほど前にこのスピーチに出会ってから、何度繰り返して聞いたかわかりません。
ある時は「人生の教科書」として、ある時は「リスニングの教科書」として、そしてある時は「プレゼンの教科書」として。
基本に忠実なジョブズのスピーチ
ご存知のように、ジョブズはプレゼンの天才です。
なぜ彼のプレゼンは人々を魅了するのか、その理由は様々ありますが、一つに基本に忠実なスピーチであることがあげられると思います。
私は学生時代に英語でスピーチやディスカッションをするクラブに所属していましたが、次の2点をプレゼンする上での基本として叩き込まれました
1.NLC
N=ナンバリング、L=ラベリング、C=コンテンツの頭文字を組み合わせた言葉で、NLCの順番で語ると聞き手がスピーチ中に迷子になることがありません。
つまり、まずいくつの話をするのかを示し(ナンバリング)、それぞれの話にタイトルをつけ(ラベリング)、そして内容を語る(コンテンツ)。
2.KISS
"Keep It Simple and Short"の略。当然のことながら、難しい言葉でダラダラと語られると聞いてる側はうんざりしてきます。ジョブズはスピーチの確信部分で必ず平易な言葉を使った短いメッセージを入れてきます。
スタンフォード大学でのスピーチを観ていただくとわかりますが、この基本が徹底されおり、15分のスピーチの中に盛りだくさんのコンテンツが詰まっているにも関わらず、すっと頭に入ってきます。
天才といえども基本に忠実。
いわんや、われわれ凡人においてをや。
byたま