「組織運営」と「幸福学」の考察
今年年初のNHKの特集で「幸福学」なるものの特集を見た。
その中で人が幸福になるには「自己決定理論」なるものに沿っているかが重要という話題があった。このテーマを考えていて、組織のマネジメントに必要な3つの要素に通じるものがあるなと感じたので少し紐づけて論じてみたい。
ちなみに組織運営の3軸は、業績責任、組織運営、人材育成の3つの観点である。これはいろいろな説があると思うが、たまたま私が習ってきたことがこの3軸だったのでこれに紐づけて考えてみる。
一方、自己決定理論の3軸は、有能性、自立性、関係性の3つだという。
さて、どう紐づけるか?
・・・やってみた。
業績責任=「有能性の向上」
- ミッション接続、状態目標を設定をできるようにする
- 自らがコミットした目標を達成できるようKPIの設計やプロセス構築ができる
- 業績に対して打てる手をすべて打てるよう、思考の幅を広げてあげる
組織運営=「自律性の管理」
- 目標自体の自主的な設定、方法論の自由度を与える
- Process ControlでなくOutput Controlをできるようにする
- 時間や金、その他のリソースに関して必要な権限を与える
人材育成=「関係性の管理」
- メンバーの役割、得手/不得手、やりたいこと・伸ばしたいことにフォーカスした人材活用ができているか
- 経営上位層、メンバー間、ステークホルダー間の相互理解を促進するコミュニケーションマネジメントができているか
- 課題を明確にして、チャレンジさせているか。
いずれにしても単体で存在する概念ではなく、上位の組織ミッションとの接続が大切だ。
その上で、マネジメントは下記の点に注力できているかを自問自答して組織運営すべきではないかと考える。
- 自ら指示した内容が組織の成果にフォーカスした活動になっているのか。
- メンバーに成果を生み出す具体的な活動や活動項目をイメージさせているか。
- そのような育成をしているか。成果につながるPDCAは回すことができているか。
多少むりくり感は否めないが。。。
Teacher?