Twitterはオワコン?
「FacebookとTwitterはライバル?」
昨年のFacebookに続き、Twitterがニューヨーク証券取引所へ上場を果たしました。
同じような経歴を歩んできたこともあって何かと比較されがちなTwitterとFacebookですが、どうもこの二つのSNSを安易に比べてしまうことに違和感を感じます。
というのも、TwitterとFacebookではラジオとテレビくらいに異なるメディアで、どちらがSNSの主役になるかという話ではないように思うのです。
「クローズドなFacebook」
Facebookは、ご存知のようにリアルな友人関係をベースとしており、過去のどこかで知り合った人との人間関係を構築したり、維持したりといった、基本的にはクローズドな世界です。そこに流れてくる情報は、過去のどこかで知り合った信頼できる人からのものなので、安心して受け取れるものが多いです。逆にリアルな人間関係をベースとしているために、踏み込んだ発言をしにくいのがFacebookです。
「オープンなTwitter」
その逆を行くのがTwitter。そこで展開される人間関係・コミュニケーションは基本的にオープンで、過去にまったく接点のない人とであっても関係を築いていける世界です。接点がないだけに、時にはギスギスしたやりとりも展開されます。
そうしたオープンな世界で人間関係を築くには尖った個性が威力を発揮するようで、専門家やオタク、強い問題意識を持つ人たちなどがクラスター(同様な興味関心を抱いく集団)を築き、活発なコミュニケーションをしています。クラスターを築いているといっても、情報が川のように流れていくTwitterでは、クラスターのメンバー構成・話題も常に変化していきます。
「性格の異なるSNSをどううまく使い分けていくか」
これほど性格が異なるwitterとFacebookだけに、どちらかが勝つ負ける、オワコンになるといった話ではなく、今後より「棲み分け」や「使い分け」が進んでいくと思います。
情報流通チャネルとしてSNSを利用していく側も、両者の違いを意識した情報の流し方を練っていく必要があるのではないでしょうか
by たま